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2007年3月17日 (土)

ゆれる

  Dsc00124  
 
 
 
 
 
 
 
 
 評判がいいので、観てみました。 地味な人間ドラマだろうな、と思っていたんですが……
地味だけど深みがありましたね。 人生を、ゆれる吊り橋一本にたとえたとこは、面白いなあと感じました。
 
 登場人物の演技には、すごい魅力がありましたね。 まず映画の主役である兄弟なんですが、兄は格好わるい、弟は格好いいという感じが、ありありと出ていました。 
兄は、生命力が枯れ果てているようで、自分の父親の女房みたいになっていて、だめな雰囲気が出まくっていました。 僕から見ても、「こうなるのは、ちょっと勘弁」って思えてしまいますよ。 
でも、後半あたりで、自分の働いてるしょぼくれたガソリンスタンドに「カフェを開きたい」「写真なんか飾ったりしてさ」って理想をとつとつと語り始めた時は、「格好いいじゃん」って誉めたくなりましたよ。 
こういう手の届きそうな夢を聞くのは、じんわりと感動できていいものですね。 もしも、「タケル、俺、こんな仕事やめて東京に行ってビッグになろうと思うんだ」「テレビとかバンバン出ちゃってさ」って言ってたら、話に現実味が感じられず、「あ、そう。前向きでいいじゃん」と吐き捨てるように言ったとこです。
 
 あと、ダメ雰囲気といえば……
そう、真木よう子が良かったです。
とても、痛々しいんですよね。 兄弟とこの子の3人で川原に遊びに来て、いい天気だし、自然も観ている僕でも解放的になれる程キレイで、ここは、
「日常の嫌なことは、忘れてエンジョイしたーい!」
という気分に身をまかせるのが一番だと思ったんですが、この子ときたら…
「自身のどうでもいい話を暗々と話し始めやがった!」
そんなの夜とかに話せよ…。 そりゃオダギリも、排泄行為のせいにして逃げるよ。 僕もオダギリの自然に感動する心に感情移入してたので、そこのセリフは、ほとんど覚えてません。 
 
 終盤あたりは、裁判のシーンが多くなってくるんですが、またしても魅力あるキャラがいた! 
観たことある人なら一発でわかると思うんですが、検察官役のキム兄です。 必要に応じて感情を出し入れししてるような態度が面白かったです。 特に良かったのは、ひどいことを言ったことを怒られて、「すみません、つい感情的になりました」って謝るとこなんですが、
「謝罪の感情が微塵も込められていません!」
しかも、これで普通に裁判は進むので、そこらへんも面白いものですね。
「それでは検察官お願いします」という事務的な呼びかけが僕には、「イッツ、キム兄ショーターイム!」と聞こえてしまっていましたね。
 
 全編、観たあと脳天気ですが、「みんなポジティブに生きればいいと思う」と思いました。
 
(評)★★★** 上質鉛星
 

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