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2007年4月12日 (木)

暗いところで待ち合わせ

 奇妙な同居生活ですね。 原作を読んだ時に、面白かったけど映画化する場合、盛り上がりに欠けるんではないかなあ、と思っていたんですが…
 
別に盛り上がらなくてもよかったですね。独特の雰囲気が良いね。 
 
 
 目が見えないミチルの家に忍び込んだアキヒロという男なんですが、観ている僕もアキヒロと同じように息をひそめて
「私は、無音人間。
という感じで静かになってしまいますね。
 
もし、音をたてたら、画面いっぱいに、「GEME OVER」という字が表示されて
「初めから、上映やりなおし」という、むごいことになりそうな感じでしたよ。
  
 
 アキヒロがミチルの家に侵入するとこは、どう映像化するのか興味が沸いていました。
原作では、ミチルの視点で書かれていて、
「いつの間にか、部屋に何かいる!?」という感じで、読者に気づかれずに侵入しました。
この「何かいる?!」を、どう見せてくれるか期待してたんですよね。
  
で、気になるそのシーンなんですが……
 
「バレバレでした。」
 
ドアが透明だし、アキヒロは、ドアごしで靴を脱ぎ、
「侵入準備万端です!大佐!」
という感じで、少し期待ハズレでしたね。
 
でも、僕の期待を実現するには、カメラワークや、「このとき入ったんだよ!」というようなシーンがまどろっこしそうですよね。
 
 
 一番印象に残ったシーンなんですが、井川遙さんが、ホームの下から「ぬうっ」と現れたとこは、怖かったですね。
目つきが、ドス暗いです。
ホームの下で、「突き落とす…!まっすぐ行って突き落とす…!」と何回もつぶやきながら憎しみを溜めていたんでしょうね。 実に怖い。
 
「暗い憎悪で待ち伏せ」
 
というホラー映画が出来上がりそうですよ。これは。
 
 
 全体に静けさがただよう映画でしたね。 
 
夕方の住宅街。誰もいないホーム。 あと、ミチルとアキヒロの孤独な感じ。
 
暇で、やることがない休日の夕方をしみじみ思い出させてくれました。
「家にいながら、日が沈むのがよくわかるあの感じ……。」
 
 
いやあ、つい感傷にひたってしまいましたね…。
孤独が怖いという寂しがりやな人は、この映画で、涙が出てくるんではないでしょうか?
  
Photo_7   
 (評)★★★** 鉛星
 
 
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