« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »

2008年2月24日 (日)

ウラライラの冒険 黄金のマシンガン

「お前のダイモンはぎょう虫だろうが」
そんなことを空飛ぶ魔女に言われたもんだから、それはもう怒った。手に持った金色のマシンガンをぶっ放した。
しかし魔女はヒラリと、放たれた弾丸を大きくかわし彼方へと消えていった。
 
「おぬしにはまだそのマシンガンを使いこなせておらん」
体の中からこもるように聞こえる声。
私の守護精霊とも言うべき存在。ダイモンのぎょう虫だ。
ぎょう虫は私の表情をさとったか、いや、心臓の鼓動の落ち着きをさとったか、私に話しかけた。
「黄金のマシンガンを使える指導者が必要だな。スターウォーズでいうところのヨーダだ。で、その指導者なんだが、俺ならヨロイ熊を雇うね。」
  
正直、寄生虫ごときに言われるのは腹が立ったが、それ以上に腹が立つあの魔女にギャフンといわせるためだ、そのヨロイ熊とやらに会ってみようじゃないか。
 
 
「ようこそ!僕、ヨロイ熊のまさしっていうんだ。」
ヨロイ熊は予想に反してめちゃくちゃ可愛かった。ゲーセンのUFOキャッチャーに置けばお子様からOLまで幅広い支持を受けるだろう。
可愛さに見とれるだけでおそらく30分は退屈しなくて済みそうだが、私はマシンガンの使い方を覚えなくてはならない、さっそく、そのことをまさしに伝えた。
「え~、じゃあ、ちょっとそのマシンガン貸してみて」
 
「うーん、うーん…これはねぇ…」
 
 
「わかるかボケェ!!」
まさしはマシンガンを真っ二つに割った。この怪力さすがは熊と感心してしまうが、次の瞬間、場が凍りつく。
「そのマシンガンで俺を狩ろうったってそうはいかんぜ!その前に貴様の内臓を引きずり出してUFOキャッチャーの景品にしてくれるわ!」
 
あのアームでどのようにして内臓を掴むのかという考えが浮かんだが、目の前にはまさしの右手が勢いをつけて迫っていた。
ダメだこの攻撃は避けられない。私は致命傷を覚悟し恐怖で目をつむる。
 
「…痛みがない?」
私は不思議に思う。その答えは目を開ければ簡単にわかることだった。
空飛ぶ魔女が、あの腹立つ空飛ぶ魔女のまさみが私の盾となり立っていた。
「このぎょう虫野郎とか言ってごめんね。ウラライラ。」
 
まさみはラララライラララライと嘆くように泣いた。ウラライラもつられて泣いた。ついでにまさしも泣いた。
そしてぎょう虫は、そっとウラライラの体から出ていった。
 
 
 
人気ブログランキング←押してね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

L change the world

個人的に楽しみにしていたデスノートのスピンオフ!気に入るとこもあり気に入らないとこもあり、なかなか楽しめました。
 
「エルをとにかく外に出したかった」
エルを演じた松山ケンイチは、そのように言っていましたが、僕としては…
 
「エルに戦ってほしかった」
という願望がありましたね。マンガでは完全インドア派と思われたエルがライバルの夜神月と殴りあったり、テニス勝負をしたりとスポーツマン的な動きを見せたように、映画のほうでも一戦だけでもいいので見せて欲しかったとこ。
たとえば、せっかく敵側に「キル・ビル」の栗山千明を思わせる狂人的な美少女キャラがいたのだから、そいつと頭脳を駆使した肉弾戦でも見せて欲しかったとこでしたね。
 
敵側といえば「K」というエルの昔の知り合いらしき人物が登場していました。
こいつもエルと同様、普通の人よりすぐれた頭脳の持ち主でした。
たとえば、何気なく目にしたノートに書いてある25ほどの数字の配列を5秒ほど見ただけで、次の日スラスラと思い出せる記憶力はさすがエルと同じように名乗るだけはあると思いましたね。
 
「Kは記憶力のKよ!」
…言ってませんでしたけど、もう記憶力だけすごいキャラにすればいいと思います。
狂人女「あんたも探しなさいよ!」
K「ここで探しているのよ」(頭部を指で叩きながら)
格好良かったけど、他でもやたら頭部を指で叩くので、絶対うぬぼれてますね。
 
 
まあ、いろいろあったけどエルの変人キャラを楽しめばいいかと思います。
そんな中で一番気になったのが、エルが逃走中にメイド喫茶に行ってたとこですね。
何故にメイド喫茶なのだろう。外から店内が見えにくいからか?それとも死ぬ前に一度だけ行ってみたかったのか?!
わからん。
 
 
(評)★★★** 鉛星
  
 
 
人気ブログランキング←押してね。
 
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月23日 (土)

テラビシアにかける橋

エアキングダム。
空想で弾くギターをエアギターというならば、空想の王国はこんな感じですね。
頭の中の空想世界の実写化というような映画でした。
まあ、空想世界って子供の頃よくやりましたよ。横断歩道の白線以外は毒の沼とか日なたに10秒以上いると熱死!だとか変なルールを決めて、登下校してたなあ。
 
そんな空想に興味があって観てみましたけど、全体を見終わった後は、
 
「ちょっとしたラブコメだ!」
 
という感想でしたね。
主人公のジェスくんは学校の女教師に憧れていて、隣に越してきた同学年の女の子といつも遊んでいて、妹はジェスくんの後をついてくるような女の子。
まあ、こんな感じで男の周りに一通りの女性が揃えられていて、ジェスくんの年齢が、あと5歳ほど上だったら、そういう映画になっていたでしょうね。
 
 
「心の目を開いて」
同い年の女の子レスリーがテラビシアという空想の王国で遊ぶ際に言っていたんですけど、僕は「いきなりそんなこと言われてもなあ」という感じですね。
でもジェスくんは、うまいこと対応できていてなんかすごかったですね。
ただ広いだけの草地を高い岩場に囲まれた川が流れる草地に変えてしまいましたよ。
「心の目」
結局は想像力でしょうね。想像力を全面的に肯定することで、
全ての人間が「かめはめ波」を撃てる
ということにできるのではないでしょうか!!
 
「かめはめ波が撃てない」と悩んでいる人を見かけたら「心の目をひらけ」とアドバイスしてあげるといいかもしれませんね。
でも、その人のことを本当に大切に思っているなら、「目を覚ませ」と諭してあげた方がいいと思います。
 

この映画は、空想世界がどうとかよりも、ジェスくんの成長に見応えがありましたね。
男の子には特に見て欲しいと思った映画でした。
 
 
(評)★★★** 鉛星
 
 
 
人気ブログランキング←押してね。
 
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月14日 (木)

チーム・バチスタの栄光

殺人犯は半径10cm以内!という犯人探しが面白そうで観てみました。
「いったい誰が犯人なのか」を考えながら見れていいですね。あの場面があやしいだとか思うとこはありましたが、殺害方法はまったくわかりませんでしたね。
 
観賞後なのですべて知っているわけなんですけど、医学を勉強してなきゃわからないんじゃないかな…。
 
 
まあそんなわけで医学的な面はさっぱりな僕だったんですけど、犯人を捜す為の聞き取り捜査が良かったですね。
 
精神科医の田口さん(竹内結子)と厚生省に勤める白鳥(阿部寛)がチーム・バチスタのメンバーに訊きにまわるんですけど……
 
阿部寛がすごいすごい…!
一回、田口さんが相手の悩みを聞く感じで捜査していたんですけど、二回目の阿部寛はアグレッシブ(攻撃的)なんたらとか意気揚々と言いながら
  
「あなたが殺したんでしょう。」
「あなたの手術、見させてもらったけどひどいもんですよ」

 
などなど、出るわ出るわ失礼な発言。
一回目で田口さんのぬるい捜査を見ていたせいか、そのギャップに笑ってしまいましたね。僕だったらこんなこと酒が入っても言えないよ。
 
ただ、ある重要な人物の聞き取りをやっていなかったのは、ダメだと思いましたね。
そこにメスをいれていればラストの見方も変わっただろうなあ…。
 
 
 竹内結子の声は癒されますねぇ。ストレスを感じさせず、一定音量の声。こんな医者なら誰でも話したくなるんじゃないかなあ。おっとりした感じが可愛らしくもあり、今回の竹内結子は「聴いてて飽きない」という印象が良かったですね。
 
 
そんな訳で、捜査が一番見所なミステリー映画だったと思いましたね。
あと、手術シーンの緊迫感がすごかったな。あんな「また死なせてしまう」というプレッシャーの中、よくできるな…。僕なんかボウリングで勝つか負けるかの一投だけでもプレッシャーでくじけそうだというのに。
 
 
(評)★★★** 上質鉛星
 
 
 
  
人気ブログランキング←押してね。
  
 
 
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 5日 (火)

リアルマゴリアムおじさんと鬼ごっこ

「リアル鬼ごっこ」という映画を観たいんですけど、僕の近所の映画館では上映されてないんですよね。
くやしいけど「リアルマゴリアムおじさんと鬼ごっこ」という映画で我慢することにしましたよ。
 
<あらすじ>
日本に住む鈴木孫介さん(52才)はある日の夜、激怒した!日本の姓の2番目が鈴木で1番が佐藤ということに!次の日、孫介は40年間の怨念をその身に宿し、殺人鬼「マゴリアム」となる。
マゴリアムはその昔おもちゃ屋だった経験を生かし凶悪な改造をほどこした殺りくおもちゃを使い、佐藤を滅ぼすため動き出した!
日本の佐藤さん全員VSマゴリアムの壮絶な戦いが今始まったのだ。
 
 
<感想>
まあ、何と言うか…
 
マゴリアム弱いね!
 
いきなり隣の佐藤さん家の犬(佐藤ペス)に任天堂Wiiリモコンを振りまわして追い回していたら警察に通報されてましたからね。
 
まあ、でもペスが苦しんでいてハラハラしましたね。Wiiリモコンにウニがついていましたからね。アレに刺さると確かに痛い。
無事で良かったね。ペス。
 
 
ペス「いやー、ビックリしましたねー。リアルにビックリしたよー。鬼ごっこして遊んでくれるのかと思ってたらWiiで僕のすね叩きましたからね。ちょっとカチンときて吠えたら博之さん…あ、これ僕の飼い主なんですけど、家から出てきて…、そしたらWiiのオヤジ逃げたんだけど、すぐ博之さんに取り押さえられましたね。ほんとリアルにざまあみろですよ。」
  
…という文字がマゴリアムの落とした改造バウリンガルに表示されて終わり。
 
 
 
人気ブログランキング←押してね。
 
 
 
 
※この映画は実在しません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月 1日 (金)

陰日向に咲く

東京にもあったんだ
何が?と訊かれると困りますが、しいて言うならば、慌ただしいイメージのある東京で胸がほっこりするようないい話でしょうかね。
冒頭から東京の街を上空から映した映像から始まるので、東京物語という題名が頭に浮かびました。
 
 
お笑い芸人・劇団ひとりのベストセラー小説、待望の映画化!ということなんですけどね。
まあ、待望というほど期間が空いていたとは思えないんですけど、少し期待して観てみました。
話の内容は、ちょっと説明しにくいんですけど、アイドルオタクやホームレスや借金まみれなのにギャンブル依存症な青年による、後悔したり人を思い合ったりというようなダメ人間たちを中心としたドラマでしたね。
 
ストーリーとしては後半になるにつれ、それぞれ交わることがなかった主要キャラ達がつながっていく様子は面白かったですね。観賞後は思わず相関図を書いてしまいましたよ
 
それぞれのキャラたちも一癖ある人たちでしたけど、僕が注目したのは…
 
宮崎あおい・平山あや!
アイドルオタク視点で申し訳ないのですが、本当に良かった!
宮崎あおいの方は漫才をやっていました。舞台上では明るくぶっとんでいて、女漫才師のドラマの一つでもつくって欲しいぐらいでしたね。
漫才のテクはどうだかわかりませんが、見ていてこっちも明るくさせてもらえるようないい演技でした。
 
宮崎あおいは、鑑賞前から期待していたのですけど、平山あやの方は意外な活躍を見せてくれました。26歳のがけっぷちアイドル・「みゃーこ」とのことらしいんですけど……
 
いい役もらいましたね!
すごくリアルでハマっていました。本人に言ったら褒め言葉として伝わりにくいと思いますが良かったですね。健康情報番組でやっていた全身タイツキャラ・ドロドロ血液の「ドロ子」は思いきったなあ。
完全に虐待されてるじゃないですか。
ドロ子も倒されるたびしつこく起き上がるし、番組としてはチャンネル変えたくなる醜さでしたね。最悪です。
でも、それが逆に「平山あや」としては良かったのだと思います。
 
 
そんな訳で僕としてはこの映画は女優2人が意外な動きを見せてくれて楽しめましたね。
他には地味な人、この映画で言うところの「日陰の人」による生活を自分と重ねることができていい感じでしたね…。鏡に映る自分を見てそう思いました。
「地味でも生きてんだよ…」というような感じで。
 
 

(評)★★★** 鉛星
  
 
 
人気ブログランキング←押してね。
 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月 | トップページ | 2008年3月 »