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2009年4月28日 (火)

闇の子供たち 感想

宮崎あおい、江口洋介、妻夫木聡やら豪華キャストで贈るタイで実際に起こっているという児童買春、人身売買をテーマとした深く重そうな作品。
あまりこういうものは好かないのだけど、たまにはこういう社会派と言われてるような映画を観て何かを思うことも大切かと思い鑑賞。
 
まずは、タイで6才か7才ほどの男の子女の子が、様々な国から来た大人に性的行為を強要されている児童買春がひどいものですね。
さんざん客にやらせて、エイズにかかった子供は生きたままゴミ袋に入れて捨てる。
まるで物みたいな扱い。
このむごさは、後にゴミ捨て場から袋を破って出てきて妹の名前をだけ呼びながら這いずって生きようとする子供の姿を見ることで、重く感じるものがあります。
 
 
そんな心にズシッとくるものがあるからこそ、キャストの演技も冴えるのでしょうか、宮崎あおいは迫力がありましたね。
自分の子供を救うためタイの子供の命を犠牲にして臓器移植を行うという夫婦に
「タイの子供が死んでもいいのか」とストレートな問いを投げかけるとこなんかは、
「そこまで言わんでも!」「お、落ち着けって!」とつっこみたくなるような勢いでした。
 
 
重いテーマで、最初から最後までズシーーっとくるのかと思ったけど、終盤はエンターテインメント性を取り入れてきていましたね。
驚きが裏切り、発砲、秘め事と3連続であったと思います。
今もどこかで幼児売春が…と思うと、気持ちの良くない思いです。
 
 
(評)★★★** 鉛星
 
 

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コメント

『闇の子供たち』のDVDを観られたんですか。そうですね。宮崎あおいさん自身も、あの映画の初写(最初に出来た公開前の映像)を観て、自分自身の演じた役・音羽恵子に、周囲が見えずに自分の気持ちだけで突っ走るところに正直いらっときましたと言っていたくらいですから。実際、宮崎さん自身が世界の恵まれない子供たちを救う為に学校を作りたいと活動をされていて、それだけでは解決にならないのでその後のこともちゃんとフォローできるような活動をしたいと、本を書いたり印税を寄付したりされてますものね。恵子の周囲の見えなさは、もちろん痛すぎるけど、主役の江口さん演じる南部と恵子の両方を対比させるにおいて、どちらの行動も一概に正義とは言えないという脚本と演出の意図する要求どおりの演技です。正義感だけのこどもの発想では目の前の子供ひとりは救えてもみんなは救えない。社会に訴えると言う大人の感覚だけではいずれは救えるようになるかも知れないけど目の前のこどもひとり救うことは出来ない。現実の矛盾と永遠の課題を描きたかったのだと思います。宮崎さんも江口さんも妻夫木さんも、この映画の悲しい現実にあえいでいる子供たちを救いたいと言う趣旨に賛同して出演を承諾されたと聞いています。いろいろ欠点も多い映画ですが、わたしたちに関係ない話としてではなく、ひとりひとりが人間としてこれからなんとかしなければと考えさせてくれただけでもやっぱり意味のある映画だったと思います。
by とおりすがりの映画ファン

投稿: とおりすがりの映画ファン | 2009年4月28日 (火) 午後 08時07分

>とおりすがりの映画ファンさん 
 
おお、宮崎あおいサンがそんな活動をされているとは、初めて知りました。すばらしいですね。
この映画が出回ることで、一人でも多くの人がタイで起こっている現実を知ることができるといいと思いますね。

投稿: リーヴ | 2009年5月 4日 (月) 午前 03時03分

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